広島といえば、牡蠣ですよね〜 生産量も日本一の産地ですので、広島県人には親しみのある食材です。 1.5cm間隔のホタテの貝殻(かいがら)に幼生を付着させ(採苗・種付けと言います)、その後、翌年の6月頃までカキひびに吊し、殻長1cm程度の種カキを作ります。 6月から8月に筏に吊し、養殖します。 最近では筏の台数を減らしたり、貝殻同士の間隔を拡げ密殖を防ぎ、品質の良いカキを届けるために努力しているみたいです。 養殖は、流れの緩やかな場所で殻を大きく育て、流れの速い場所に移動し、牡蠣の産卵から2~3年後の冬、大きく育った牡蠣が収穫できるそうです。 連なって育った牡蠣は、人の手で引き上げることは出来ない重量となっているため 船に備え付けられたクレーン(ウインチ)を用いて収穫を行います。 赤潮の発生、台風の襲来の場合にも、安全な場所に筏を移動するそうです。 カキの好む水温の低い海中深くに吊し、水温の下がり始める9月に引き上げています。 最近では、カキの排泄物等の分解の過程で、酸素を消費した結果、貧酸素水塊の発生とか、山林の伐採によって、川からの栄養分の減少によって、植物プランクトンが減少し、カキの生育に悪影響が現れているそうです。ダムの建設も、カキの生育に悪影響を与えます。 業者の話では、同じ一本のカキづるでも、海面近くで育ったカキと、深い場所のカキは、殻の色も 身の味も違うそうです。 手間ひまもかかっていますが、山を大事にしていかないと養殖は成り立たなくなります。 何よりも自然の力が必要なので、山から手入れして広島の牡蠣を守っていってくれたら、料理している私もうれしいです。 カキフライ、酢牡蠣、牡蠣鍋、冬まで待ち遠しいです
by shin7300
| 2012-06-23 10:21
| 料理
|
Comments(1)
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by
アツシ
at 2012-06-27 08:17
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今年食べた牡蠣本当においしかったですね。
でもこんなに大切に育てられていることを知るともっと美味しく感じます。 これからも美味しい牡蠣がとれますよーに。
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