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金継ぎ

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吉島にある、柴田健司さんの自宅に金継ぎを教えてもらいに伺ってきました。

入り口が分からず、少し迷いましたが表札が見えてホッとしました。
この細い道(陶片が沢山転がっている)を行ったらご自宅の横に制作されている工房がありました。
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何とも粋な空間で、上を見上げたら沢山の古書がありました。
色んな本から勉強されているのがわかります。ルーシーリー、魯山人、加守田章二、縄文土器、弥生土器。この本に興味津々。

抹茶を立ててくれました。美味しい〜
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お茶請けは、湯木産の巻柿(干し柿にたっぷり柚子の香りがする)というものでした。自然で美味しい。

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金継ぎしたいかけた器や、古染付けの大きくかけたもの(ただでいただいた)を持参して修復の手ほどきを受けました。
用意する物を教えてもらい、初歩的な金継ぎのやり方を教えてもらいました。
 
因に用意する物は…
カシュー(漆のかわり)、万能パテ(ダイソーとかでも売っているそうです)、カシューのうすめ液、細い筆、真鍮粉(銀粉や金粉の代わり)、紙ヤスリ、カッターです。

パテを練って少しずつこすりつけてひっつけていくのですが、手が汚くなってたのと、時間との真剣勝負だったので写真を撮る事が出来ませんでした(汗)
こんな感じで修復できました。初めてだったので何かヘタクソですが…
こればっかりは経験ですね。
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結構、黙々集中する事は好きなので楽しかったです。
壊れた物をつなぎ、漆で接着した跡を、金や銀などで再生し新しい価値を見いだす。
とってもecoです。
それを、室町時代ぐらいからよしとして、美品として以前の姿より価値ありと観る。こんな技術をよしとする我が国は、他の国にはない珍国だと思います。
日本の精神は本当にすごい。こういった技術も後世に繋いでいきたいです。

因に、しばたけんじ・まさこさんは、本通りにあるテングスクエアというところで、毎年春ごろに個展をされています。(これは昨年の物です)
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by shin7300 | 2013-01-23 12:08 | | Comments(3)
Commented by 投資の勉強 at 2013-02-09 14:00 x
とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。
Commented at 2016-06-27 10:15 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by shin7300 at 2016-07-05 11:28
鍵コメさま
この方は陶芸教室はしているのですが、金継ぎは教えてはいないと思います。

欠けた器の金継ぎは割と簡単に出来ますが、一度教えて頂いた方が流れが分かるのでいいと思います。
漆を乾かすのには湿度の管理がいりますが、このかたはカシューを使われているのでそれは特になく出来ました。

一度本格的な所で習ってから自分が出来る範囲でやるにはどうしたらいいかそこで相談してみる方がいいと思います。

金城一国斎さんがされていますので、その方に聞いてみた方がいいかもしれません。
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